有名すぎる架空のサイコさん。
 
 
 
『ハンニバル』(2001年、アメリカ)
2010年10月31日、自宅にて鑑賞。
 
 
 
【解説】
「羊たちの沈黙」から10年、あのハンニバル・レクター博士が再びスクリーンに戻ってきた。トマス・ハリスの同名ベストセラーを「ブレードランナー」「グラディエーター」のリドリー・スコット監督が映画化。レクター博士は前作に続きA・ホプキンスが、そしてFBI特別捜査官クラリスはJ・フォスターに代わりジュリアン・ムーアが演じている。あの惨劇から10年、レクター博士からクラリスに1通の手紙が届く。そこには"クラリス、いまも羊たちの悲鳴が聞こえるか教えたまえ"と記されていた……。
 
 
 
【感想】
個人的にミスチョイスです。
チョイスと言ってもTVの録画を前情報なしで見ただけの話なんですが……。
 
そもそも僕は、『羊たちの沈黙』を見ていないという時点でこの映画を楽しめるわけないんですが、
じゃあいったい何故見てしまったのか。
 
録画した当時は、『羊たち~』の続編であることは分かっていたはずなのですが、「続編」と聞いて「じゃあ、前作見てからの方が良いよな」と考え、ずっと見るのを先延ばしにしていたわけなんですね。
そのうちに、いつまにか「『ハンニバル』の続編は『ハンニバル2』だ」と思い込んでしまい。TV放送から数ヶ月たってやっと見る気になったわけですね。(『ハンニバル2』なんてありません、笑)
なんで『羊たちの沈黙2』ではなくイメージの異なる『ハンニバル』というタイトルなのか。原題がそうだから仕方ありませんね。でも、カルタゴの将軍みたいぢゃないか!
 
で、見てたらいかにも続編ですって感じの過去の因縁云々……。
途中でさすがに「しまったこれが続編だった……!」と気づきましたが、もうその頃にはレクター博士のサイコっぷりに釘付けになり、停止できませんでした。
まあ、別にハリポタもTVでやってたら順番バラバラでも見るもんね。
 
 
で、結局最後まで見てしまったけど、なんでみんなこんなにハンニバル・レクターが好きなの?って感じです。
悪い人じゃん。悪いことしてんのにそれを楽しんでる酷い人じゃん。
ハリポタの第1作を見てない人の心境かもしれない。なんでそんなにハリーを特別扱いするの?っていう(笑)
ちがうか。
 
 
 
まあ、とにかく勉強にはなった。今回僕は3つのことを学びました。
『羊たちの沈黙』には、続編が公開順に『ハンニバル』『レッド・ドラゴン』『ハンニバル・ライジング』とあること。
『羊たちの沈黙』は、サイコサスペンスだってこと。
そして、シリーズ物はやっぱり第1作から見たほうが良い。この3つ。
 
『ハンニバル』
原題:Hannibal
原作:トマス・ハリス「ハンニバル」
監督:リドリー・スコット
出演:アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア、ゲイリー・オールドマン
配給:ギャガ
2001年、アメリカ/イギリス