ちょっと前に、人里に熊がやってきて住民が被害にあった、というようなニュースがありましたが、
この映画は、動物との共生や、自然保護について考える映画ではもちろんありません(笑)
 
 
 
 
 
『カントリー・ベアーズ』(2002年、アメリカ)
 
原題:The Country Bears
監督:ピーター・ヘイスティングス
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント(声の出演)、クリストファー・ウォーケン
配給:ブエナビスタ
 
【あらすじ】
そこはクマと人間が仲良く暮らす世界。子グマのベアリーは人間のバリントン家で大切に育てられ、何不自由ない生活を送っていた。自分を人間だと思い込んでいるベアリーだったが、他の家族に似ていないことを不思議に思っていた。そんなある日、11歳になったベアリーはとうとう兄デックスから自分が養子だと知らされ、ショックで家出してしまう。そしてベアリーが行き着いた先は、解散してしまった憧れのバンド“カントリー・ベアーズ”を生んだカントリー・ベア・ホール。ベアリーは今にも取り壊されようとしているこのホールを救うため、ある行動に出るのだが…。
 
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【感想】
(2010年11月13日、自宅にて鑑賞)
 
最高です♪
だって、ベアリーが家出した理由って「自分が養子だから」で、「自分がクマだから」ではないんだよ(笑)
このピントのずれっぷりが最高です♪
 
 
 
ディズニーランドのアトラクション「カントリーベア・シアター」をモチーフにした作品。
確かアトラクションは、クマさんたちが陽気に歌うんでしたっけ?
 
それを元にしているので、必然的に画像のようなこと(しゃべるクマが主人公)になります(笑)
でも、クマが必要だった理由はもっと他にもあるのかも。
 
内容は、けっこうバカバカしくて良いです。
ただし、これを人間の俳優さんがやったらシラケるだろうなってくらいバカバカしいです。クマだから許せる。
クマの必然性はそこにあるわけです。たぶん。
(ライブハウス“カントリー・ベア・ホール”がビアホールと1字違いなのもクマのおかげです)
 
 
 
クマの着ぐるみと侮るなかれ!って感じです。
登場するクマ8人(8頭?)それぞれに個性があるし、アニマトロニクスっていう技術のおかげで、表情なんかヘタな俳優よりも豊かです。特に、メスグマ(おっと失礼、汗;)のトリキシーの色っぽいこと!(笑)いやほんと。
 
ラストは感動の大団円です。安心してどうぞ(笑)
 
 
 
※ベアリーの声を『シックス・センス』『A.I.』のハーレイ・ジョエル・オスメント君があててるんだけど、彼は今どうしているのだろう?