トーマス・クラウン・アフェアー
(1999年/アメリカ)

【監督】
ジョン・マクティアナン
【キャスト】
ピアース・ブロスナン
レネ・ルッソ
フェイ・ダナウェイ

*あらすじ
 
億万長者で会社経営者のトーマス・クラウンは、実は美術品を専門にする泥棒でもあった。彼はある日、メトロポリタン美術館からモネの絵画を盗み出す。調査のために保険会社から派遣されたキャサリンは、トーマス・クラウンが犯人であると推理し、その証拠を挙げるために彼に近づくが……。

*感想(2010年12月11日、TV録画にて鑑賞)

1968年のスティーブ・マックイーン主演『華麗なる賭け』(原題:The Thomas Crown Affair)のリメイクです。
オリジナルのほうでトーマス・クラウンの相手役を演じたフェイ・ダナウェイが、リメイクではトーマス・クラウンのかかりつけの精神科医として登場しています。

もちろん、僕はオリジナルは未見です。83年生まれですよ、勘弁して下さい(笑)


優雅な生活を送る投資ファンド経営者トーマス・クラウンが実は美術品泥棒。犯人を見つけ出し盗まれた絵画を取り戻すために派遣されたキャサリンは、彼が犯人だと確信し、彼に近づくが、2人の駆け引きはやがて恋愛感情に発展し、一線を越えてしまう、という大人~なお話(*´∀`)
全編に渡ってとにかく優雅で、華麗で、サービスたっぷりの内容です。
監督がジョン・マクティアナンですが、汗臭い(失礼;)『ダイ・ハード』とはまるで毛色が違います。

ピアース・ブロスナン演じるトーマス・クラウン。果たして、キャサリンとのことは本気なのか、利用しているだけなのか、あるいは本気だけど利用して捨てるつもりなのか、早い話がイイヤツなのか悪いヤツなのか、最後まで分からなくて面白い。
そしてキャサリン役のレネ・ルッソ。顔は好みでは無いんだけど、ユルイ感じの髪型が可愛かったので可愛かった(笑)捜査してる時の楽しそうな表情もいい。しかし、当初の目的と逆の方向に突っ走ってしまうので、そこらへんはなんだかなァ……。「仕事でやってるの」というセリフが言い訳がましい(^_^;)


ちなみに、99年の映画なので携帯電話とか出てこない。でもだからこその情緒というか優雅さがありました。
いくら金持ってても、携帯がひっきりなしになってるような人は、優雅とは言えないですよね。
この映画は、泥棒の技にも工夫があって感心しました。
ハイテク機械でピピピッとやってしまったら全然楽しくなかったでしょうね。

 
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