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『252 生存者あり』(2008年、日本)

監督: 水田伸生  製作総指揮: 島田洋一  製作: 252製作委員会  脚本: 小森陽一、斉藤ひろし、水田伸生  出演: 伊藤英明、内野聖陽、山田孝之、香椎由宇、木村祐一、MINJI、桜井幸子、大森絢音  音楽: 岩代太郎  主題歌: MINJI『LOVE ALIVE』  撮影: 林淳一郎、さのてつろう  編集: 菊池純一、佐藤崇  配給:  ワーナー・ブラザース映画  上映時間: 128分

【あらすじ】
関東に直下型地震が発生して数週間後、都心の機能は回復しつつあったが、地震の影響で海水温度が急上昇し、史上最大規模の巨大台風が発生する。元ハイパーレスキュー隊員の祐司(伊藤英明)は、娘(大森絢音)の誕生日を祝うために、妻(桜井幸子)と銀座で待ち合わせをしていたが、突然巨大なひょうが降ってきて……。



【感想】
(2010年12月11日、TV録画にて鑑賞)

この手の映画はつまらないと決めつけて、TV録画で済ましましたが、期待してなかった割には意外と泣けてしまいました(汗;

ツッコミどころはいろいろあるんですけど、まあ今更言ってもなんにもならないし。
そもそも、僕らは現実の私生活でもけっこうツッコミ入れられて当然みたいなことをやるわけですし。
(間違って快速電車に乗ってしまって、ア――(゚∀゚)――!!みたいな。あ、それ僕だ……)
「本当のハイパーレスキューと違う!」とおっしゃる方は、ぜひハイパーレスキュー追っかけて災害現場で“鑑賞”してください。怒られると思いますけど。

まあ、一応ドラマとしては成り立っていたと思うんですよね。(←最低条件ですが;)
TV録画で見た限りでは、フジテレビが高波に襲われたシーンは日本テレビが協賛してるだけに「嫌がらせか?」と笑えました。でも、その一方で大森絢音ちゃんが絡むシーンでは涙が溢れ出てくるわけですよ。
ツッコミどころにクスリとなりながらも、感動シーンでは感動してしまうんですね。


ハイパーレスキューの隊員が、「なぜ他人のために命を危険にさらすのか」理解出来ない妻の説得でレスキュー隊を去り、しかし今度は彼自身が救助される側になったとき、妻は「夫を救うために命を危険にさらしてくれ」とレスキュー隊に懇願する自分の身勝手さに気づきます。このへんはとても面白いお話だと思いました。

さらに、弟が生き埋めになっている隊長(内野聖陽)が、危険だから出動を許可しない上司に「弟を助けたいんだ」と訴えるシーンは、一人の人間の、小さいけれど、それなりの強さが現れていて良かったです。模範的なセリフなら「救助を待つ市民が一人でもいるなら……」って感じなんでしょうけど、そうではなく、あくまで弟が肉親だから、好きだから見捨てておけないという、“本音”が出ていたと思うんですよね。これも、人間性という意味ではけして間違いではないんです。だから、ハイパーレスキューが“理想のヒーロー”ではなく、僕らと同じ“小さな人間”として描かれたことに、ちょっと好評価なわけです。


ご都合主義的な展開も多々見られますが、それも別にとやかく言ったところでどうにもならない感じ。
例えば、輸血が必要な女性(MINJI)がいるが、地下に閉じ込められて血も薬も機材もない。そんな状況でキム兄が持ってた水槽ポンプのサンプルが役に立つ。うん!ご都合主義!
でも、別にそれがなければないで、なにか別のストーリーを挟めばいいわけだし、つくり話にご都合主義がどうのと言い出すこと自体がナンセンスかもしれませんね。
「パニック映画を撮りましょう」「じゃあ東京に巨大台風が来たことにしましょう」この時点からご都合主義と言えなくもない(・_・;)


とは言え、ラストの展開はもう驚愕でしたね(笑)
あんなパパの雄姿を見せられたら、子供は一生忘れないでしょう。パパは不死身と思うでしょう。
無駄に後日談が無いのはグッドでした。