前回記事から1ヶ月以上、間が空きましたが、その間に3つ映画を見ました。
前回「見たい」と言っていた『カラスコライダー』『MW -ムウ-』そして『ディアドクター』です。
今回は3つまとめてさらっと紹介したいと思います。(と言っても例の如く長くなるでしょうけどw)

カラスコライダー ~カラスみたいな非公認マスコットの話~

仙台市民でその名を知らぬ者はいないであろうMr.カラスコ
我らが楽天イーグルスの公認マスコット・・・!
である以前にレスラー?
趣味はゴミ回収?

そんなカラスコの謎が少しでも分かればと思い(我ながら殊勝~w)映画館に足を運んでみましたが・・・。

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ストーリーは、映画監督の寺内がMr.カラスコ主演の映画を撮ることになり、脚本家の佐上とともに取材のため仙台に赴きカラスコと接触するが、カラスコの独特な性格・行動のせいで作業は遅々として進まず・・・。
みたいな感じで進み、終盤でカラスコの強敵が現れ、死闘が!みたいな。
そんな感じです。

そのストーリーの合間で実際にカラスコを見てきた人々(選手、球団関係者、アナウンサー、審判、レスラーetc...)の「カラスコって一体・・・」というインタビューが挟まれる、という構成です。


以下、文句になりますw

寺内監督が劇中で『低予算な映画を作ってる』と言わせているとおり、ハンドメイドな感じです。
もうちょっと盛り上げて下さいとお願いしたくなるような前半。
そして後半も変わらない『ストーリー→インタビュー→ストーリー』という構成は、せっかくの死闘の余韻を見事にぶち壊します。

この『ストーリー→インタビュー→ストーリー』という構成は私が最近見た中では、1月のチェ・ゲバラの2部作が記憶に新しいのですが、ん~・・・やっぱり比べちゃダメですなw
80人を超える数へのインタビューも「またか」みたいな回答が続き、正直飽きます。
チェの方はストーリーともリンクしてたが、カラスコライダーではストーリー無視。
発想は悪くないと思いますが・・・。



一つだけ仙台人として言っときたい文句が。

舞台は2008年9月の仙台、Kスタで主に進むんですが、なんと・・・!
!!!

雪積もってるんですよ、そこかしこにw
無視できない量。歩くたびにジャリジャリいうし!(溶けかけw)

撮影時期が2009年の2月頃だったんでしょうか?
字幕で『2008年9月』と表示されているのに、積雪ってどうなん!?

さらに俳優さんの衣装も明らかに冬コートw
あんたら、どこ出身なん!?

あのですね。
言わなくとも分かることですが、仙台の9月といえば残暑です。
最近思うのですが、仙台って東京より暑いんじゃないかって・・・。
ちなみに今年は仙台の方が東京より早く「真夏日」を記録しましたしね。

しかも今年の冬ってあまり雪は降らないほうでしょ?
それなのに雪積もってるってw
運が悪いというかなんというか・・・。

そもそも、そういう撮影に邪魔なのってどけませんか?普通。
カメラ回ってる間だけでも夏用の衣装を着ませんか?
『低予算』でもそういう『努力』できるでしょ?


なんかそういうちょっとしたところに、監督の作品に対する愛を感じられなかったのが寂しい。
「大人の事情」が絡んでるんですかね。嫌ですね~。

「雪」と「インタビュー」に耐えられ、なおかつ近くの映画館で上映されれば見れる映画です。(酷評~w)

MW ~悪魔みたいな男の話~

手塚治虫の作品って狂気を孕んでますよね。
「火の鳥」シリーズも私は怖い。
「ブラックジャック」がよっぽどピュアに見えますよ、「MW」を見ると。

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以下、原作読んでない私が語ります。

結城(玉木宏)と賀来(山田孝之)を対照的に捉え、「世界を変えるのは、破壊か。祈りか。」というキャッチコピーがありますが、この作品の主人公は明らかに結城です。賀来が主人公的扱いを受けるのは、賀来が結城との関係がもっとも深いからです。
さらに、結城のことを「ダークヒーロー」と評する記事がありましたが、たとえ頭に「ダーク」をつけたとしても「ヒーロー」と呼ぶことはやめるべきです。

個人的に「ダークヒーロー」とは、正義のために戦うが社会から認められない存在、と思っています。
結城の場合、自分の欲望を過去の凄惨な事件や復讐という言葉で正当化しているだけです。
「ガスを吸っておかしくなった」という言葉のとおり、結城の行動には何の共感するべき点もありません。
その証拠にエンドロールの後に『登場する人物・団体は架空のものです。法律に禁じられていることは絶対にしないで下さい』という字幕がでます。
製作者側が、この映画が(結城が)「ヒーロー」となることを恐れています。


では、この映画はつまらないのかというと、そうではありません。
結城の犯罪の鮮やかさ、怪しさ、猟奇的な部分・・・、賀来の弱さ、愚かさ・・・などに見るものは惹きつけられます。
不思議なことに。

結城には私たちが共感するべきところはないはずです。
結城は悪魔そのものと言っても過言ではないでしょう。
しかし、ある意味では人間の本性にもっとも近いのではないか。そう思います。
自分以外を「おもちゃ」あるいは「復讐の対象」としてしか見ることができなくなったとき、人間は誰しも結城のような氷の心を持つのではないか、と。

この映画は、ひとつの破滅した人間性を苛烈なまでに描いています。


ちなみに「MW」ってどんな意味だか分かってないらしいです。
「Man&Woman」、「Mad Weapon」の略字であるという説や、上下を逆にしても同じ文字になることから「価値観は反転する」という皮肉だ、という意見もあるようです。


私的には、「-MW-」ってなんだか病院の心臓の動きを図る機械に似てるな~、とw
「ピッ、ピッ、ピッ、ツーーーーーー」ってヤツw
似てません?そういえばよく人が死ぬ映画だったし。


まぁとにかく怖い映画です。
手塚治虫の人のよさそうな笑顔は、あれはウソですw
そして、主題歌が恐ろしく合ってないです。

ディアドクター ~医者みたいな男の話w~

最後はこちら。
「私は貝になりたい」での中居クンとの共演も記憶に新しい(私は見てないですよw)笑福亭鶴瓶の初主演作。



僻地の診療所の医師(つるべえ)がある日失踪し、その失踪に至るまでの経緯を現在と過去を織り交ぜながら描かれます。
過去の方は診療所に研修医(えいた)がやってくるところから現在に向かって進み、現在の方もちょっとずつ進みながらつるべえの秘密が徐々に分かる、という構成。
「その嘘は、罪ですか」と書いてありますが、そんな深刻な話じゃないです。

つるべえの圧倒的な実在感がすごいです。
こんなお医者さんいるよね?的なw
余貴美子の患者に呼びかけるときの声のトーンとかも、あ~あるある!みたいなw
映画館で聴いてみてください。


医療の問題が言われる現代を切り取ったような作品と言われてるようですが、それだけでは正確に評したとは言えないかもしれません。
僻地医療という問題を扱いつつも、あくまでそれは下敷きの「状況」に過ぎず、問題はつるべえが一人の老女とどんな風につき合ったか、だと思います。
見方を変えれば恋愛モノなのです。つるべえと八千草さんのw

まあ、基本的にコメディタッチで進むのでまどろっこしいことはさほど問題にならず、軽く「面白かった」と言える映画です。
やや尻すぼみに感じましたが、ストーリー的にあれ以上の構成はないでしょう。

しかし危ういよな、僻村って・・・。


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今回はこのへんで。(やっぱり長くなったなw)
とりあえず今見たい映画は・・・
「アマルフィ 女神の報酬」・・・見たかったんだけど宣伝しすぎで見る気なくした(天の邪鬼w)。時間とお金がアマル気ィがしたら見ないこともないけど(ダジャレ!)。織田裕二主演で「踊る大捜査線」っぽいんだろうな、どうせ。見た方、薦めてみてください(丸投げw)
「サンシャイン・クリーニング」・・・かなり見たい。会員になったシネコンでは上映してないためメンズデーと休みが合えば。
「ウィッチマウンテン ~地図から消された山~」・・・見たいが見れるか?という状況w「この映画で観たことは、決して語ってはならない」らしいので、観ても報告はできないかもw

このくらいか?
近日公開を混ぜればもっとあるかと思いましたが、こんなもんです。
ん~お金はなんとかなりそうですねw


まったくの余談だけど、この夏、カップルで見るなら何を見るのだろう?
ハリー・ポッター?
昨日やってた「不死鳥の騎士団」面白かったな~!!
不思議ちゃんカアイイ☆

シメも長いよね、ゴミン。