♪BGM VIVA女性/クレイジーケンバンド
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クヒオ大佐

クヒオ大佐、観てきました。
フツーに面白い映画っす。

夏頃、同じく堺雅人主演の映画『南極料理人』を見ていたので、
彼の今回の結婚詐欺師というコメディーな役柄もまったく違和感なく楽しめました。


■ストーリー
アメリカ軍のクヒオ大佐を名乗る結婚詐欺師は、弁当屋の女社長を騙し金をせびる毎日を送っていた。
しかし、ひょんなことから、女社長の弟に日本人であることがバレてしまう。
弟が警察に通報すれば物語はすぐに終わるのだが、弟はこのことをネタにクヒオ大佐をゆすろうとしたため、
クヒオはさらなる詐欺をするはめになり、物語は思いもよらぬ方向へ…。


思いもよらぬ…?
そんな大げさな話じゃないですが、
そもそも、男女関係って思いもよらぬことの連続で成り立ってるような気がします。小生。

ある視点では、男と女のgdgdな関係を、美化もせず、たそがれもせず、コミカルに描いているのは面白かったかも。



女社長だけでは飽き足らず、銀座のホステスや博物館の学芸員などもその毒牙にかけていくのですが、
その手法が素晴らしくも滑稽w
轢かれかけた車とその所有者さえも利用してしまうという、あの一瞬の判断力は見習うべきと思いました。マネはしませんが。
その一方で、確認もせずに電話をかけたり、名刺のスペルを間違えていたりと生来の(?)ひょうきんさもあわせ持つ、迷惑な人だけど憎めないキャラ、でした。

ま、あまりクヒオ大佐について真面目に書くことはないです。うん。
世界平和について本当はどう感じていたのかとか、
親にいじめられる子を見てキレてしまったシーンも、生い立ちの悲惨さから来るものだとか、いろいろ掘り下げようのある人物のようですが、
掘り下げようはあっても掘り下げ甲斐がないでしょう。

最後の婦警さんまで騙そうとしてたのはすごかったですね。
ここまで来るとビョーキですねw
最後まで素の日本人のトークが出てこなかったことも含めて、ある意味彼は本物の『クヒオ大佐』なのです。



謎の二部構成

第1部「血と砂と骨」…?「血と砂と…」何でしたっけ?
まあ、とにかく時代背景を伝えるためか、原作に配慮したのか(私は原作知りません)分かりませんが、
バーンと出てきて始まった瞬間、「あ、やべ。こいつは面白い映画だw」と思いました。
内野聖陽のシリアスなシーンも、これから始まることを予感すると何故だか面白い。
ただ、予告編で流れているほど内野は登場シーンあるわけではないので、何故、あの場面で内野だったのか?という疑問はちょい残りました。

疑問と言えば、アンジャッシュの児島の名がエンドロールで流れて、
「えっ!出てたっけ!?」と少し悩んで、
「あぁ!!だめロン毛!!」
正直、内野より出てますよ♪



女性陣も結構楽しめます♪

弁当屋の女社長に松雪泰子。
CMとかの影響で勝手に「悪女」と決め付けていたけど、ときたま見せるかわいらしさにやられました。
ラストの敬礼するシーンでは、完全にバカ♪でしたし。
綺麗だけど可愛いくてしかもバカ♪

クヒオに弟と、男運がまったくない感じですね。
薄幸の美女といったところでしょうか。



満島ひかり。博物館の学芸員ハルの役です。
「少林少女」にも出てたって…。あの映画、女の子いっぱい出てるからなぁ…、ラクロスのユニフォーム着てさ。
児島と付き合ってたけどめんどくさくなってたところに、ヘンなアメリカ人がやってきて警戒しながらも騙されちゃいます。
酒に飲まれるタイプで、結構直情的。アクティブ。
アクティブにした結果、クヒオ御用達のミリタリーショップを発見。
自分で嘘を見抜いた。

このハルが、海に落ちた後、女社長の弟に見張られているシーンがわりと好きです。
物語的にどうこうではなく、なんか絵的に。



銀座NO.1のホステスに中村優子。
声が、まんま「お水」じゃないですかw
「甘くないですけど」の声のトーンもすっごいイイ♪
あれは一聴の価値アリ。

投資話を持ちかけるクヒオに、逆に独立のための金を要求するあのしたたかさ。
大物政治家や財界のお偉方は、さぞ苦労されてるんでしょうなぁ。
いやぁ、小市民でよかったよかった♪



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はい。で、いつものようにまとまりませんけども。

次はですね、『イングロリアス・バスターズ』を観に行きバスターズ!!w
多分、ブラピが最高にカックイイと思うんだ。予想では。
これで、11月は終わり。


12月になったら、『アバター』ですね。これは是非観に行くべきでしょう。
気分的には、『FINAL FANTASY』が全編CGで映画化されたときのような期待感があります。
ただ、3D上映って何ですか?値段が…;


では!!