ペ・ヨンジュン主演、歴史ファンタジードラマ、太王四神記。
ついに今日、最終回となりました。


お父さんと二人で、第一回から欠かさず見ておりました。
(ちなみにお母さんは、ヨン様にもドラマにもまったく興味を示しませんでした。不思議な女です。)
父親は、最後に四聖獣が大暴れして…みたいなことを期待していたようで、
終わったあとに一言、「いまひとつ、物足りない」みたいなことを言っておりました。
俺的には、なかなかに面白い終わり方だったのではないかと思います。


「ヒーローは、死ぬか去るかするべきだ」と、漫画家の誰かが言っていたんですが、
本当にそのとおりなんじゃないかと。
なんだか最近の映画にしろ、ドラマにしろ、アニメにしろ、
やたらとスピンオフ作品が多いのは(あくまで主観です)、
ひとつの理由として、主人公が生き続けている、からじゃないかと思います。
言い方を変えれば、「その世界が生き続けている」。

ハッピーエンドがもちろん好きですし、大団円っていうのもすごく良いんですが、
その世界が生き続ける限り、その世界から抜け出したくない、という欲求があるんですね。俺の場合。
現実逃避っていうものが、最終回が終わったあともしばらく続く。
でも、ある段階で見切りをつけて次に進まないといけない。
いつまでも「このドラマが俺の人生で最高の作品だ」って言ってられないわけです。25歳で。
だから、ヒーローには去ってもらって、伝説を、物語を終わらせてもらわなければならないんです。

結局、タムドクとキハが死んだとかそうじゃないとか、ドラマでは言及されてませんが、
やはり二人は天国でやっと一緒になれたのだと思います。
そして、タムドクが命と引き換えに救った世界では、
愛するスジニがタムドクとキハの子とともに生きていく。
視聴者自身が物語の語り部になれる、すばらしい作品だった、と思います。


ちなみにスジニが一番お気に入りの登場人物です。
(PCの背景もスジニと朱雀です)
お師匠様とスジニのやりとりがなんとなく好きでした。
大陸人の生来の明るさがよく出てると思います。
髪の毛長いスジニには胸キュンです。
いっぺんデスクトップの背景をイ・ジアにしたら、親父に「スジニに戻して」って言われました。
(同一人物と分かっているようですが、美人すぎて恥ずかしいのかな?)

サリャンの「キハ様のこと好きだけど、大長老には逆らえない」っていう葛藤も、
ある意味、この作品の側面を映し出している気がします。
ああいう最期になってしまったけど、どうか天国でもキハの側にいてやってくれ。

他にはチョロなんかも好きです。
あのギョロッとした目が、いかにも青龍!って感じ。
彼も「スジニのこと好きだけど、スジニは王様が好きだし」みたいな葛藤があったんでしょうね。

チョロの側近を務めていた老将カグンもすごいかっこよくてしびれました。
三国志の黄忠とイメージがかぶるんですよね。
一時期しか出てませんが、印象に残ってます。
白髪に黒い鎧、というのがいいんですかね。

白髪といえば、コ・ウチュン将軍やフッケ将軍もラストで老将となって見事な死に場所を与えられました。
沈着冷静で真面目だが、極稀に冗談を言うコ・ウチュンや、
後先考えずに飛び出していってしまう勇猛なるフッケ将軍。
タムドクの側を固める脇役たちも非常に個性的な面々で楽しめました。

実は、タムドクよりもヨン・ホゲのほうが好きです。男前だし。
あの転落人生…もうあれ以上のものは無いでしょうね(笑)
すべてを失って、自分が利用されているだけだと気づきながらも、キハを愛さずにはいられない。
(キャバクラに通いつめる心理に似てます)
そして、キハ以外の者は彼にとって何の価値も無い。
タムドクが恋愛の王道を行ってるなら、
ヨン・ホゲは邪道でした。
おそらく彼は、魔道に堕ちることもいとわない。
そこまで彼を追い詰めたのは、他ならぬキハであり、
彼を現世に留まらせているのは、やはりキハなのでしょう。
なんのため生きているのか?と問えば、ヨン・ホゲはきっと、
「あの人がまだ私を必要としている」と答えるに違いありません。

あっ、忘れるところでしたが第三近衛隊長のカクタンも見所十分な人物です。
カクタンって名前が何故だか萌えます…。
…カクたん?


兎にも角にも太王四神記は韓国ドラマではチャングム以来の面白いドラマでした。
半年という短い期間でしたが、この時代に生まれてこの作品と出会えたことは良かったです。
ありがとう韓国。
ありがとうNHK。