セカンドシーズン第二話の感想(てか批評?)です。
先週と同じく展開速すぎです。
「早すぎ」でもあり「速すぎ」でもあります。
時間感覚とか無くなりそうです。

なんか、今回は「ダブルオーガンダムが起動する回」だったのかな?
そのために必要な人間・状況が説明抜きでものすごい速度で登場しては場面が切り替わる…。
番組自体が25分くらいトランザムモード?


先週、疑問に思っていたこと、
・シーリンが何故、反抗勢力にいるんだよ?
・スメラギと一緒にいたあいつはもしや?
・ロックオンと同じ顔のロシア人は?
・ロシア人に会いに行った刹那はさっきまで宇宙にいたはず?
・ソーマ・ピーリスに縁談?それ以前に同居?養子?
・ラストカットのアレルヤは何故がんじがらめ?
・リボンズと一緒のティエリア顔って?
・ルイスとリボンズの関係って?
・仮面のおとめ座はなぜ武者姿?(グラハムだよね?)

このうち、
「Q.スメラギと一緒にいたあいつはもしや?」は、
A.やっぱりビリーでしたね。(新キャラじゃなくてほんとよかった)

「Q.ロックオンと同じ顔のロシア人は?」は、
A.双子の弟でした。(ロックオンまで萌え要素があったんですね)

以上の二つの謎は解けた。
でも、
「Q.ロックオンに会いに行った刹那はさっきまで宇宙にいたはず?」は、
Q2.今回なんてそのあとビリーの家にスメラギを迎えに行ってます。
(刹那、どんだけ高機動…)
そのあと宇宙に三人で戻ってくるなり、スメラギが戦術予報。
(酒抜けてるよな?8時間以上経ってるんだよな?)
新たな謎を呼びました。

そのほかの謎については、ほったらかし。
リボンズ周辺に謎が多いのは当然だけどね。シナリオの核心部分だし。
でも、アレルヤは今回もラストで数秒、「囚われの身」っぽい演出があったのみ。
来週、アレルヤ奪還作戦やるらしいけど、
第三話で救出するなら、第一話にちょっとだけ出す意味あるの?と改めて思う。

ガンダムマイスターの4人が物語の主人公であることは言うまでもない。
でも、それにしたって三話目で散り散りだった4人が揃って、
「ソレスタル・ビーイング再始動!」みたいなノリでは正直つまらない。
ファーストシーズンのあれは何だったの?みたいな。
セカンドシーズンの主人公は刹那と、そして沙慈だ。(俺的には)
オープニングでアムロとララァばりにLOVEしてる刹那とマリナが、
混迷する世界で何を求め、手に入れるのか?
沙慈がルイスと過ごした幸福な時間は、この戦いが終わった時に戻ってくるのか?
それ以前に、敵対することになってしまった二人は…みたいな。
(これってガンダムシリーズでは常套手段よね)

だから、今回はお嬢様が敵に情報を流して、
ネーナ・トリニティは登場させず、
アロウズの陣羽織着た浮いてる人とか無視して、
アロウズが奇襲を仕掛けてきた!ってところで次回!
の方がじっくり見れたと思う。(「早すぎ」というのはそういう意味)
今週じっくり会話してたのって、マネキン大佐と上層部の人の会話だけ。
ほかのはほとんど対話になってない。(「速すぎ」というのはそういう意味)

2クールで終わるアニメにいろいろ詰め込んでるせいでもあるんだろうが、
もうちょっとテンポをゆっくりにして、
見せるキャラクターと見せないキャラクターを明確に区別してほしい。
(これは他のアニメにもいえることだけど)

今週ビリーが、スメラギがソレスタル・ビーイングだったと知り、
やりきれなくなる、っていうシーンが一瞬あったけど、
ビリーがユニオンの技術者であり、
尊敬する師匠をガンダム(正確にはスローネか)に殺されたっていう、
ファーストシーズンでの「過去」があるからこそ、
好きな女性がその組織の人間だった(裏切られた)という絶望感が大きくなる。
にもかかわらず、その憤りはたったの2秒で表現されてしまった。
過去の回想シーンを入れて、とかいろいろやりようはあるだろうに。
急いでいるならいっそ省け、と言いたくなる。
ファーストシーズン見てない(たまたまその回見てない)人には、
TVに一瞬映ったビリーの荒れようが、意味分からなかったのではないかと思う。


あと、どうしても不可解なことが多すぎる。
語尾に必ず「です」つける通信士とか、(がんばれフェルト!)
騎士道から武士道に鞍替えした陣羽織のおとめ座とか。
グラハム、まさか「武者頑駄無」に乗る気じゃねえよな!?
てゆーか自分から話しかけて隊の仲間と親交を深めないとダメだよ?



A-LAWS REPORT

ショートカット好きな俺のなかで、
先週から株を上げ続けているルイス・ハレヴィは、
今回発した唯一の言葉から察するに、
リボンズや薬に精神まで操られているわけではなく、
正常な精神状態で軍に参加している可能性が高い。
第1話で寡黙だったのは初陣の緊張とガンダム遭遇による動揺のためと思われる。
自らが体験した悲劇を二度と起こさぬよう、世界の平和のためにアロウズにいるのか、
それとも、単にガンダムとソレスタル・ビーイングに復讐したいがため軍に籍を置いているのかは、
まだ分からない。