「何のために戦うのか、考えたことなど無い。
己の向上心の続く限り、私は強さを求め続けるだろう。」
などと、ン・モゥ族のブランは言ってないが、
魔道士クラン・サンクルールに所属する者はすべて、
強者との戦いを欲し、それを楽しんでいた。
連続魔で高度な魔術を次々と放つ、赤魔道士ルージュ。
モンスターの強力な技を体得した、青魔道士ブルー。
メイスの達人である、緑魔道士ヴェール。
完璧な魔法防御を編み出した、黒魔道士ノワール。
そして、サンクルールの頂点に立つ、攻守に隙の無い白魔道士ブラン。
魔道士集団サンクルールは常にルッソたちの前に強大な壁として立ちはだかった。
しかし、その戦いにも終わりが訪れた。
ついにルッソたちは白魔道士ブランを倒すことに成功したのである。
今回のメンバーは、前回、初陣を見事な勝利で飾った「ためる弓隊」。
ではなく、まったく新しい編成。
(やはり、エンゲージの度にジョブや装備・アビリティを変更するのは手間が…)
まず攻撃役に「ためる」習得済みの二刀流忍者(アデル)とヴィエラ族の弓使い。
次に妨害役に、ソルジャー2人。
補助役に、ン・モゥ族の時魔道士。
回復役に、「白魔法」装着の召喚士。
時魔法のヘイストで味方の行動順を早くし、
ソルジャーの「スピードブレイク」でブランの行動順を遅くする。
攻撃役はやはり「ため」て、「攻撃」を繰り返す。
ブランのターンが近づいてきたらソルジャーの「マジックブレイク」でブランのMPを無理やり削る。
ブランはHPにダメージを受けるとMPが少し回復するアビリティを持っている。
そしてブランはギガフレアなどの強力だが、MP消費の激しい魔法を習得している。
つまりは、攻撃すればするほど手痛い反撃が待っているわけだが、
ブランのターン直前にMPを削ることで、ブランはMPが溜まらず、
結果、通常攻撃を仕掛けてくる。(ダメージが少ないわけではないが単体攻撃なので怖くない)
そして召喚士は「ユニコーン」を使って味方をまとめて回復する。
その結果、なんと、一人の犠牲も出さずにブランを撃破できた。
これぞ、SRPGの醍醐味です!
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